空気の読めないホームページと空気の読めるホームページ

北海道はでっかいどう!旭山動物園
キレる子供が増えている。

KY(空気の読めない)な大人が増えている。

「では、いったい空気が読めるとはどういうことなのか?」をGWの代わりとして取得した3連休の北海道旅行の美味しい空気の中で考えていました。

空気が読める ≒ 相手の感情に対する想像力が働く

このように結論づけてみました。

乳児や幼児を見ているとよくわかるのですが、この時期の子供においてはすべてが新鮮で、パターン化された感情を作り上げる前段階です。

「コラっ!触るなっていっただろ!」 「叩いちゃだめ!馬鹿!」 と叱る親。

「駄目よ。○○ちゃんも、△△だったらどう?痛いでしょ?」 と諭す親。

この、叱られて(諭されて)、次は繰り返さないようにとる行動の積み重ねが人格を形成するものだとしたら、理由もなく怒る親は『未来のキレる子供予備軍』を作っているとも言えそうです。

脱線して、ぶつかって、でもその理由をきちんと理解していないからまた同じ間違いを繰り返す。人生のどこかのタイミングで、本当に心から個人に向き合って諭してくれる人を見つけるのは難しいものだと思います。

その向こうに私以外の相手(感情)がいると理解できれば、その人に向き合ったサービスを提供できそうです。
そして、すれ違う(売れない・思いどおりのものができあがらない)ことも少なくなるのではないでしょうか。
それがたとえ頑固おやじであってもです。

そしてこれは、ホームページの魅せ方においても同じことがいえるんじゃないでしょうか。

・自分のできることしか謳わない

・全部一様な見せ方で、なんでも売りたがる

・なにかを隠している(会社概要の一部や実績案内など)

こういうのはいただけません。

反対に、見た目はごくごくシンプルでも

・サイトに伝えたいコトバが溢れている

・読んでもらえたい順番(オーナーが意図した)がなんとなく伝わる

・過去の作品に対する愛着が見てとれる

こういうサイトを目指したいと思います。

ところで、

随分前にテレビで見た『ガイヤの夜明け』という番組の中で、横田満康建築研究所というリフォーム・施工会社さんが紹介されていました。

DIYでする珍しいリフォーム内容とそのポリシーに感心し、ホームページを訪れてみました。

横田満康建築研究所 http://www.mituyasu.com/

何か気付かれることはないでしょうか?

そうです!!

コトバが溢れていますね。

シンプルな画面構成の中に、半端ない情報量が詰め込まれています。
数えてみました、720ページ!!ちょっとしたポータルサイト並です。
私はこのサイトを見て、味気のないサイトだとは思いません。

それよりも見てください、このトップページの長いこと。。

見た目のデザインではなく、伝えたい情報のデザインがここには入っているように思います。

スクロールすればするほど、なんだか人となり(企業イメージ)が伝わってくる。

それはまるで、『スルメのようなホームページ』。

その伝え方にワクワクしますね。

これが、空気の読めるホームページだと思います。