『子どもへのまなざし』の眼で見て、自分と親を知る

『子どもへのまなざし』の眼で見て、自分と親を知る
こんにちは。
下田です。

現在進行中のプロジェクトの関係で、保育の本をたくさん読むようになりました。
仕事の関係で、電話させていただいた有識者の方から、

「佐々木正美先生の『子どもへのまなざし』は保育者にとってバイブルだから、絶対読んどきなさい♪」
「そのことだったら、柳田 邦男さんの『みんな、絵本から』のp19、20、21に書いてあるから」

叱咤とも激励とも言えないような心からのアドバイスに大変感謝している次第です。

「そんなの保育者(保育士)が読むものだから、俺には関係ね~」と高をくくっていたのもつかの間、
そこには、他者への慈しみや自分を知るためのルーツが書かれているように見えました。

3歳までは人間という構造物の基礎を造り上げる期間。
この基礎工事がうまくいっていないと、後でどれだけ上辺を繕おうたって、どうにもなんね=

中学校で非行に走ったり、高校生で激しい恋愛を繰り返す、大学生では何かに集中できずに、
社会人になっては一人の時間が一番落ち着くと感じるようになる。

そんなこんなの、一番の原因(かもしれないもの)が、自分の幼少期にあったと言われても
にわかに信じがたいことです。

確かにさらりと誰かに言われては、そう思ったに違いないでしょう。

しかし、佐々木正美先生の言葉を読み開いていくうちに、子どもという可能性に満ちた不思議な存在と、
そのかつてはそうであった自分やその周りの人たちの以前の姿を深く想像することができるようになりました。

と書いていても、僕自身よくわかっていないのですが、

なにか今の自分の考え方や性格、はちゃめちゃな探究心のルーツは、もしかしたら、
僕にとってのその可能性やアクションを否定しなかった親の初期教育、関わり方があったのかも知れないな~
と、こんなことを思うのです。

子は親の鏡と言いますね。

ですが、今は自分を見て、母の愛情の豊かさを知るのでした。

ありがとうございました。
上原文先生。