意外と重要!?ホームページの土台選び

ホームページ、どこに建てる?

こんにちは。

最近、目黒区界隈ではバガブー社のベビーカーを目にする機会が多いディレクターの下田です。

なにかあるなこりゃ。

 

さて、今日はちょっとだけ面白くない話を。

ホームページのインフラ周りの話です。

 

今朝、社内のシーズ事業の一環で、新しくサーバーを借り直す機会があったのですが、これを機会に私なりに少しまとめてみたいと思いました。

 

たぶん、5分くらいで読める内容ですので、「えっ、システムの話は・・・」という人も大丈夫なはずです。多分。。

 

で、そのインフラ周りの話ですが、ホームページの土台って、何のことかわかりますか?

 

それは、

 

よくウェブ制作会社にホームページ制作をお願いすると、

(レンタル)サーバーどこにしましょうか?」といわれる、それのことです。

 

インターネットって、どこかにインターネットのボスみたいなのがいるのではなく、それぞれのネットワーク端末(サービス会社)が相互にケーブルで、ときどき無線でつながって大きな蜘蛛(クモ)の巣を成していく『全体のつながり』を言います。

イメージとしては、クモ同時が相談し合いながら、互いの蜘蛛の巣をドッキングさせて大きな蜘蛛の巣をつくっているといった感じです。

私、昔ネットワークエンジニアをしていましたので、大げさに言い過ぎてるかもしれないですが、あながち嘘は付いていないはずです。

 

さて、その蜘蛛の巣に乗っからないと、インターネットでの検索で『誰の目にも触れられない』ことがお分かりいただけたと思うのですが、その蜘蛛の巣にのっけてくれる役割を果たすのが、サーバー会社が提供している◯◯サーバーというやつで、大きくはレンタルサーバーいわゆるマンション)と専用サーバーいわゆる持ち家)の2タイプがあります。

 

専用サーバーは持ち家と表現しているように、自分であれこれ調整できる自由度の高いシステムですが、逆に言うと、自分であれこれできないと、何もできん!というシステムです。自由度が高い反面、システム環境づくりに必要な難解なシステムと自己(事故)管理能力が求められます。

翻って、レンタルサーバー(共用サーバー)はマンションと同じような感覚で、あらかじめ業者さんがつくっておいてくれたマス(箱)の中に、乗り込むだけですので楽ちんです。

 

このブログの読者は、これから自分でインターネットを使ったビジネスがやってみたい!といった小規模ビジネスの立ち上げを目論む、しかし初心者の方を念頭に置いているので、ここからはレンタルサーバーに絞って紹介していきます。

じゃあ、その話がどうしてインフラなのかと、もう勘の良い人ならわかりますよね。

このサーバー会社(サーバー)にトラブルがあれば、その上に立っているお家(ホームページ)も何かある!というか見られなくなるというところが土台(インフラ)たる由縁なのです。

 

先に私は、この箱同士が蜘蛛の巣でつながってインターネットを成していると言いました。

実は、この蜘蛛の巣の糸の太さや頑丈さは、場所(契約している会社)によってムラがあります。

 

ここポイントです。

はじめてホームページを開設しようとするオーナーの意識が手薄いところだと思いますが、実はエラい重要です。

信頼出来て、サービスの質も確かな会社をきちんと自分の目で見極めなければ、契約価格が魅力で飛びついたはいいものの、

・トラブル時にバックアップが取られていなかった!
(しかもトラブルはサーバー会社が起こしたものとかであっても、、)

・何者かが私のホームページを改ざんしようとしているのに
 調査に乗り出してくれない!というか窓口が無い!

・システム会社特有の難解なコトバで丸め込まれる・・・

といった憂き目に遭いかねません。

 

実は、

先のレンタルサーバー会社・プランの数は低く見積もっても国内だけで200種類以上あり、これら中から知識0(ゼロ)の人が自分にぴったりのプランを見つけ出すのは至難の業。

大体のサービスメニュー(プラン内容)は各社どれもよく似通っているのですが、ここで私なりのプラン選びの基準を紹介しますので、それを元に今後のプラン選びの参考にしてみてください。

 

まず、

 

私がサーバー選びで基準にしている指標は下記の5点です。

 

  1. 電話サポートはあるか?
  2. 安定性(技術力)= サーバー(応答性)は高いか?
  3. バックアップ体制はしっかりしているか?
  4. 拡張性(SSL)はあるか?
  5. 価格は妥当なものか?

 

① まず、なんといっても電話サポートです。

これは、なにかあったときにとても大切です。

なにかトラブルがあった時こそ、そのサービスの真価が問われると考えています。
その時に、きちんと状況説明をしてくれる、障害の切り分けに協力してくれる体制があるかは非常に重要で、私たちウェブの企画・制作をプロとしておこなっている者でもお世話にならなければいけない場面は多々あります。

例えば、トラブルでなかったとしても、なぜかお客さまに大量のメールを一気に送信しなければならない場面で「送られない!エラーになる!」。こんな時、サーバー会社の方で不信なメール送信だと検知されて送信をストップされているケースがあります。そんな時に必要なのは、「じゃあ、どれだけの期間に、何通までのメール送信だったらOKなの?」にきちんと応えられるサポート窓口の姿勢。

私たち、クライアントに運用を考えたウェブサービスを納品しようとする事業者においては実はとっても大切なポイントだったりします。

 

② 安定性&技術力

ひとつの項目に2つ書くのは気が引けたのですが、ここは技術力がないと安定性を保てないといった観点で一つにまとめました。
この技術力が高いというのは、単にいくつものサービスメニューを展開していて、なんだかその会社のホームページが華やかだ!といった上っ面なデザインではわかりません。ウェブ制作を生業とする方の使用感レポートであったり、実際のスピードテストの比較レビューを参考にしながら細かく判断していく他ないと言えます。

ここのパフォーマンス次第で、同じホームページのデータなのに表示速度がエライ違う!ということが起こる可能性があります。

 

③ バックアップ体制

バックアップ体制というのは、サーバー会社の方で、万が一のトラブル時には復旧してくれるようなサービスが充実しているか?ということです。
まさか、契約しているのに、サーバー会社のトラブルでデータ消失 → 「どうしても復旧できなかったんです。ごめんちゃい!エヘッ♪」ってことはないですよね!!

実はわたし、巷では超有名なサービスの子会社が提供しているサービスでサイトをダウンさせられた挙句、復旧に3ヶ月もかけられたという経験があります。(●`ε´●)

 

④ 拡張性

ここでの拡張性は主に独自ドメインでのSSL利用ができるかというところに焦点を当てています。
難しい説明は省きますが、要するに将来ネットショッピングサービスを提供したくなったときに、お客さまの顧客情報を安全に管理できるオプションメニューを利用できるか?といったことです。

 

⑤ そして最後に価格

やっぱり最後には価格が来るのですが、価格は最後でいいと思っています。
妥当な値段の『妥当』とは将来の可能性とリスクを見込んでの値段であるべきだと思うからです。

将来の要件を満たしていないのに、価格だけで飛びついてはいけません。

将来家族が増えて、インフラだけ強化したいのに、「いや、ウチの契約ではお家(ホームページ)自体作りなおしてもらわないとダメですよ」と言われてしまう可能性がないか、きちんとチェックしておきましょう。

あ~長かった。。

 

それでは、

以上、5つの観点から見て、わたしが合格点をあげられると思ったのは、以下の二社!

 

・さくらインターネット
さくらインターネット

・エックスサーバー
エックスサーバー

 

どちらも、月額1500円程度からの契約で、電話サポート(土日除く)が付いています。

とりあえず、この二社ならどちらでも大きな問題はないはずです。

 

最後に、わたしが個人的におすすめしたいのは、

「サーバー選びに迷ったら、一度めぼしい会社にあたりをつけて、サポート窓口に電話してみたら?」

ということです。

 

そもそも電話窓口がないといけないわけですが、そこでのやりとりで伝わる感情や何かはきっと本物だと思います。

これから作る&作りなおすホームページの参考にしてみてくださいね。

 

それでは、とても5分で読める内容じゃなくなったかもしれないですが、今日はここまで!!

明日へ続く。

P.S. サーバー各社の紹介をしていますが、紹介した会社からお金は一切もらっておりません!